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僕が自由を証明しようと思う

ブログ『僕が自由を証明しようと思う』運営。 仕事漬けの20代を過ごし、得た経験・価値観・楽しさを中心に書きます。 雑記系(仕事論/マーケティング/時事ネタ/心理学/チャラいネタ)です。 ご連絡・問い合わせはFacebook、Twitterから。またはメール(w.sato0417@gmail.com)までお願いいたします。

結婚式ってすてきだな!家族っていいな!と感動したお話

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ぼくがまだ大学生のときです。

当時、アルバイトでブライダルピアニストという仕事をしていまして、だいたい40組くらいの結婚式でピアノを演奏させていただいてました。

プロフィールでもご紹介してますが、こんな感じでやってました。

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そんな数多くの結婚式に立ち会わせていただいた中で、感動して涙が止まらなかった結婚式がありました。

偶然が生んだ、ウソのような本当のお話。 

 

とてつもない偶然が生んだ心温まるエピソード

いつもの通り、ブライダルプランナーさんと打ち合わせをしているときに、珍しく関係者さんのご家族の方も参加されていたんです。

なんと、新婦さんのお父様でした。話を聞くと、今回は、

 

「新婦さんのお父様から娘さんへのメッセージをお願いする予定」らしいのです。

そんな結婚式いままで見たことなかったので、内心「マジかよ」みたいな。

お父様も「書きたいことがいっぱいありすぎてどうやってまとめよう。頑張って考えておきます。」とか言ってノリノリ。

 

今回の結婚式はお父さんからのお手紙サプライズというプランで進むわけです。

このサプライズこそが、もう10年以上経った今でも、思い出して泣けるくらいすばらしいモノになろうとはこの時は想像もしていませんでした。

 

 

むかえた結婚式当日

披露宴もクライマックスに差し掛かります。

ウェディングプランナーさんがマイクを持ちながら席を回り、友人や親族などからお祝いコメントをもらっています。

 

そして、新婦さんのお父様の前へ。

一言「お手紙は書いていただけましたか?」と。

 

すると、父親がすごく照れくさそうにしながら手紙を胸ポケットから取り出す。

 

遠くから見てもわかるくらい、くしゃくしゃの紙

何度も何度も書き直し、読み返して練習したんだろうなぁと感じたのを今でも鮮明に覚えている。

 

 

そして誰もが予想をしなかった感動の親子のキャッチボールが展開される

披露宴の終盤、本来ならば花嫁から両親へ向けた感謝のメッセージが入るプログラムである。

 

「ここで、新婦さんから感謝の気持ちを込めてご両親へのお手紙を…と言いたいところですが、その前に…」

と、ここで新婦のお父様へスポットライトが当たる。

 

新婦さんは驚いた様子でぼーっとお父さんを見つめる。

会場は何が始まる?とざわつき始める。

 

そう、前代未聞のお父さんから娘へ宛てた手紙朗読の始まりである。

「娘が生まれるとわかった瞬間、嬉しくて嬉しくて。。。」

「幼い頃はおてんばだったきみ、ケガをしないか毎日気が気じゃなかった。」

みたいな思い出話。

 

そして、

ぼくが一番記憶に残り、ハンパじゃないほど涙した話がここから。

 

「きみは小学生のころ、いじめにあってました。

毎日泣きながら帰ってきては、学校に行きたくないと駄々をこねる。

その時はきみを叱ってしまったこともありました。

けれど、きみが眠りについたあと、厳しく叱ってしまったことを後悔しながら、きみの寝顔を眺めては『この子だけは何が何でも守り抜かなくては、どんなことがあっても自分はこの子の味方でいよう』と、頬をなでて語りかけていたものでした。」

 

というメッセージ。

新婦さんは目を真っ赤にしながら聞き入ってました。

 

ぼくはちょいうるっと来てるくらい。まだ大丈夫です。

 

そして、花嫁さんからの手紙。

ここに思いがけない偶然が起き、会場を感動の渦に巻き込みました。

 

「私は小学生のころ、いじめにあっていました。

つらくてつらくて、学校に行きたくなくて、そうお父さんに伝えると厳しく怒られたこともありました。

でも、泣きながらお布団に入ってしばらく経つと、お父さんはそーっと私の隣りにやって来て、私のほっぺを何度もなでてくれましたね。

その手があったかくて、安心して、それで明日もがんばろうって思えました。

お父さんはきっと、今日まで私がすっかり寝ていると思っていたと思うけど、本当は私、毎晩起きてたんですよ。

お父さん、あの時はどうもありがとう。」

 

父親、まさかの号泣。。

そしてぼくも、まさかまさか、赤の他人の結婚式で号泣。。。

 

 

こんなことってあり得ますか?

何十年ぶりに魔法が解けたかのように明かされた、ある日の父と娘のステキな記憶。

 

父親の手紙と、娘の手紙と、

両方のエピソードが「偶然」にも重なるという奇跡。

しかも、ここで初めて娘が実は起きていた、という事実の発覚。

 

幼いころの花嫁さんの頬をなでながら、優しく語りかける父親と、寝たふりをしながら、そんな父親の優しさを嬉しく感じている娘。

 

そんな微笑ましい親子の当時の光景が、手紙から鮮明に思い浮かび、ぼくはピアノの前で涙をこらえきれず、大泣きしてしまいました。

 

会場も、

このステキな偶然の奇跡に感動して、拍手が鳴り止みませんでした。

 

そんな偶然が生んだ心温まる披露宴。

結婚式、家族っていいなぁってより思えることができた瞬間。

 

 

今でも鮮明に覚えています。